烏巣

冒頭
烏巣(うそう)とは、官渡の戦いの局面で、袁紹軍の兵糧を集積した糧倉が置かれた要害の地です。吉川英治三国志』では、官渡の陣から四十里ほどにある兵站拠点として示され、袁紹軍を養う糧米が蓄えられていたとされます 。
 
概要
烏巣は河北方面に属する穀倉地帯の結節点として扱われ、都と並んで「河北軍の生命をつなぐ穀倉」がある場所と位置づけられます 。ここを失うことは、前線の大軍が持久戦を継続する前提を失うことを意味します。
 
歴史
吉川英治三国志』では、許攸曹操に対し「烏巣は袁紹の軍を養う糧倉の所在地」であり、守将の淳于瓊は酒を好み備えが脆弱だとして急襲を進言します 。袁紹側でも審配が烏巣守備の重要性を説き、淳于瓊を大将として守備兵を急派した経緯が述べられます 。曹操は偽装した部隊で警備線を通過し、烏巣を急襲して糧秣を焼き、淳于瓊を捕縛したとされます 。烏巣の火を見た袁紹の幕下では救援か官渡急襲かで議論が割れ、対応が遅れる形になります 。
 
関連人物
曹操は烏巣焼討ちが袁紹軍の継戦能力を断つと判断し、自ら出陣する決断を示します 。許攸は烏巣の所在と守備の綻びを伝える内応者として描かれます 。袁紹は烏巣方面に蒋奇を向かわせるなど後手の対応となり 、張郃・高覧らの動きとも連動して戦局が推移します 。
 
史実との違い
吉川英治三国志』では、烏巣守将の淳于瓊の酒癖や統率不備、曹操の偽装突破と自率出陣などの要素が作戦の成否を決定づける要点として整理されます 。
「烏巣」登場回数
合計: 19回
0 4 9 13 18 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 18 孔明の巻 1 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約4時間前