冒頭 嘉徳門(かとくもん)とは、後漢の都・洛陽の宮城内にあった禁中の門の一つで、内廷へ通じる要所として扱われる門です。 概要 嘉徳門は、外部の兵馬や臣下の出入りを制限しやすい位置づけの門として描かれ、宮中の実力者が禁...
冒頭 郭勝(かくしょう)とは、後漢末の宮中で権勢をふるった宦官集団「十常侍」の一人として描かれる人物です。十常侍が君側の権を握り、後宮にも勢力を張って朝政へ影響した存在として位置づけられます。 生涯 霊帝崩御前後、宮...
冒頭 党錮の禁(とうこのきん)とは後漢末、朝廷の宦官勢力と対立した士人官僚の一派が「党人」とみなされ、逮捕・投獄や官職追放、仕官停止などの処分を受けた政治的禁圧です。桓帝・霊帝期の政局が「賢臣を遠ざけ、小人を親しむ」方向へ傾い...
冒頭 外戚(がいせき)とは、皇帝の母方・后妃側の親族として、宮廷権力に強い影響を及ぼし得る一門のことです。 概要 後漢末の宮廷では、皇帝の近親として政治に参与しやすい外戚と、宮中実務を掌握する宦官勢力が対立しやすく、...
冒頭 弁太子(べんたいし)とは、後漢末の霊帝の皇子で、霊帝崩御後に大将軍何進らに擁立されて帝位に就いた皇太子です。霊帝の寵姫の一人である何后が生んだ皇子で、外戚として何氏の勢力伸長の根拠ともなりました。 生涯 霊帝の...
冒頭 宮門(きゅうもん)とは、皇帝の居所である宮城禁中への出入口にあたる門、またはその一帯を指す呼び名です。吉川英治『三国志』では、洛陽の朝廷が置かれる場の境界として、使者や百官の出入り、禁中の警備、政変時の封鎖や放火の起点な...
冒頭 近衛兵(こんえいへい)とは、皇帝や宮城を護衛し、禁門や内裏の警備、儀仗、政変時の実力行使などを担う親衛の兵です。吉川英治『三国志』では「御林軍(近衛兵)」として示され、宮廷の武力基盤として描かれます。 概要 近...
冒頭 本初(ほんしょ)とは、後漢末の名門袁氏の当主として河北に勢力を張った袁紹(えんしょう)の字です。袁紹は、袁安の孫・袁逢の子とされ、汝南汝陽の出身で、作中では司隷校尉として登場します。 生涯 作中の袁紹は、宮廷内...
冒頭 宮闕(きゅうけつ)とは、天子の宮城とその門闕を指す語で、転じて宮中や朝廷中枢そのものを意味する言葉です。吉川英治『三国志』では「宮闕《きゅうけつ》の内外」のように、禁中の建物群とその周辺一帯をまとめて表す用法で現れます。...
冒頭 潘隠(はんいん)とは、後漢末の宮中に属する禁門の武官で、外戚勢力の中心人物であった何進に内通し、宮中の動きを密かに伝えた人物です。 生涯 霊帝崩御ののち、朝廷の要路で協議が続くさなか、何進に通じる者として現れ、...
冒頭 蹇碩(けんせき)とは、後漢末の宮廷で勢力をふるった宦官集団である十常侍の一人で、霊帝の病中から皇位継承と政変に関わる策動を行った人物です。 生涯 霊帝が重病となり、何后の皇子弁と、王美人の皇子協の後継争いが宮中...
冒頭 協皇子(きょうおうじ)とは、後漢の霊帝の皇子で、のちに陳留王(ちんりゅうおう)を経て献帝(けんてい)として即位する人物です。霊帝の寵姫である王美人が生んだ皇子協であり、何后の嫉妬によって王美人が害され、協は董太后に預けら...
冒頭 弁皇子(べんおうじ)とは、後漢の霊帝の皇子で、何后(のち何太后)が生んだ皇子です。外戚としての何進が権勢を得る背景ともなり、宮廷の後継争いの焦点となりました。 生涯 霊帝の病が重くなると、宮中では弁皇子と、王美...
冒頭 洛陽宮(らくようきゅう)とは、後漢の都・洛陽に置かれた皇帝の宮城で、天子の政務と後宮生活の中枢となる施設群です。霊帝が重病に伏した場所としても示され、宮廷の権力抗争が表面化する起点の一つになります。 概要 洛陽...
冒頭 議郎(ぎろう)とは、朝廷で政務に意見を述べて参与する役職で、小説中では「参議という意味の役」と説明されます。 概要 議郎は、枢密の政事にも関わり得る立場として描かれ、霊帝期には十常侍の中心人物である張譲・趙忠ら...
冒頭 黄門(こうもん)とは、後漢から魏・蜀などで用いられた宮中官署および官職名の一要素で、天子の居所に近い禁中で詔命の取次や機密事務に関わる系統を指す語です。黄門侍郎(こうもんのじろう)などの官名に見えます 。 概要 ...
冒頭 大将軍(たいしょうぐん)とは、後漢の官制における最高位級の武官号で、朝廷の軍事を統轄し、禁軍や諸将を指揮する権限を与えられる職です。宦官勢力や外戚、群雄の権力争いの中で、軍権を正統に握る根拠として重く用いられます。 概...
冒頭 宦官(かんがん)とは、去勢された男性で、後漢の宮中では内廷の雑務や皇帝の側近奉仕を担い、君側に近い地位から政治権力にも関与した内官のことです。民間では宮中の内官を指して宦官と呼び、皇帝の周囲と後宮にも勢力を持つ存在として...
冒頭 南郊(なんこう)とは、都城や主要都市の南方にある郊外一帯、またはそこで国家的な祭祀や大礼を行うために設けられた壇場を指す語です。吉川英治『三国志』では、君主の即位儀礼の場や、罪人の首級をさらす場所として用いられます 。...
冒頭 張均(ちょうきん)とは、後漢末の朝廷で郎中として仕え、宦官勢力の十常侍を排して政治の粛正を求めた官人です。 生涯 作中では、かつて監軍の勅使として征野の巡察に赴いた経歴を持ち、劉備とも旧知の間柄として描かれます...
冒頭 天子(てんし)とは、天の命を受けて天下を治めるとされた君主、すなわち皇帝の称号です。吉川英治『三国志』では主として後漢の皇帝を指し、献帝が「天子の位」に立てられることや、禁門に掲げられる「天子」の威光が軍勢の行動を制する...
冒頭 左豊(さほう)とは、後漢末の朝廷から派遣された勅使で、戦地の軍務を監察する軍監として諸将の戦況を検分した人物です。吉川三国志では「黄門左豊」とも記され、宦官勢力と結びつく朝廷側の使者として登場します。 生涯 黄...
冒頭 漢室(かんしつ)とは、前漢・後漢を通じて四百年余つづいた漢王朝の皇帝家と、その正統性を指す呼称です。 概要 吉川英治『三国志』では、漢室は単なる王朝名ではなく、天子を中心とする朝廷の権威、宗廟や系譜に支えられた...
冒頭 黄巾賊の乱(こうきんぞくのらん)とは、後漢末に張角を首魁とする黄巾党が各地で蜂起し、朝廷軍と大規模に衝突した内乱です。党兵が結髪のうしろに黄色の布を用いたことから黄巾賊と呼ばれます。 概要 黄巾党は張角を大賢良...
冒頭 黄皓(こうこう)とは、蜀漢の後主劉禅に近侍した宦官で、宮中から政務へ影響を及ぼした人物です。 生涯 蜀の末期、後主劉禅の側近として台頭し、朝廷の人事や軍事判断に干与したとされます。宦官は君主の身辺に近い立場から...