Search Results
New Word琅玕
琅玕(ろうかん)とはは主に宝石や美しい玉を指す古い言葉です。現代日本語ではあまり馴染みがありませんが、琅玕は翡翠(ひすい)や高価な美玉を表現する際に用いられてきました。特に古代中国においては、宝玉は高貴なもの、美しさ、気高さの象徴とさ...
黒風白雨
一 今は施すすべもない。なにをかえりみているいとまもない。業火と叫喚と。 そして味方の混乱が、否応もなく、玄徳を城の西門から押し出していた。 火の粉と共に、われがちに、逃げ散る兵の眼には、主君の姿も見えないらしい。 ...
秋風五丈原
一 魏の兵が大勢して仔馬のごとく草原に寝ころんでいた。 一年中で一番季節のよい涼秋八月の夜を楽しんでいるのだった。 そのうちに一人の兵が不意に、あっといった。 「やっ。何だろう?」 また、ひとりが指さし、その...
吉川英治
吉川英治(よしかわ えいじ)とは、日本の小説家であり、歴史・時代小説の大家として知られています。 生没年:1892年(明治25年)~1962年(昭和37年) 本名:吉川英次(よしかわ ひでつぐ) 代表作には以下のようなものが...
蜀山遠し
一 閑話休題―― 千七百年前の支那にも今日の中国が見られ、現代の中国にも三国時代の支那がしばしば眺められる。 戦乱は古今を通じて、支那歴史をつらぬく黄河の流れであり長江の波濤である。何の宿命かこの国の大陸には数千年のあ...
烽火台
一 瑾の使いは失敗に帰した。ほうほうの態で呉へ帰り、ありのままを孫権に復命した。 「推参なる長髯獣め。われに荊州を奪るの力なしと見くびったか」 孫権は、荊州攻略の大兵をうごかさんとして、その建業城の大閣に、群臣の参集を求...
三国志
三国志(さんごくし)は吉川英治の小説、中国の後漢末から三国時代(紀元2世紀末〜3世紀)の歴史や英雄たちを描いた壮大な物語です。 【三国志について】 ・概要と時代背景 三国志は、後漢の末期(約180年頃)に起こった黄巾の乱を発...
雲長
雲長(うんちょう)とは、中国後漢末期から三国時代にかけて活躍した武将、関羽(かんう)の字(あざな)です。一般的には関羽のことを指します。 関羽は、もともと山西省解県出身の武人で、劉備を義兄弟(劉備、張飛とともに「桃園の誓い」を結ぶ)...
支那
支那(しな)とは、中国を指す古い日本語の呼称です。 この語はもともとサンスクリット語の「チーナ(Cīna)」に由来し、それが中国を表す呼称として中国以外の諸外国で使われ、日本にも伝わりました。明治時代から昭和初期にかけては、特に学術...
青梅
青梅(あおうめ)とは、日本語では主に梅の未熟な実、もしくはそれを使った食品や酒(梅酒など)の材料を指しますが、三国志においては有名なエピソード「青梅煮酒(せいばいじしゅ)」で使われます。 このエピソードは、劉備と曹操が若き日に、青梅...