関羽雲長

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関羽雲長(かんう うんちょう)とは
三国志を代表する武将のひとりで、劉備玄徳に仕えた義兄弟。字は雲長。中国史上、武勇と義理を象徴する人物として後世に神格化され、関帝・関聖帝君として祀られる。
 
生涯
関羽山西并州)に生まれ、劉備張飛と出会って桃園で義兄弟の契りを結んだ。黄巾の乱平定に従軍し、武勇で名を馳せる。
曹操に捕らえられた際には厚遇を受けるが、劉備の所在を知ると「一旦の恩義には報いる」と曹操に敵将を討ち取ってから去り、劉備のもとへ戻った。この「千里行」は義を重んじた逸話として有名である。
その後も赤壁の戦いなどで活躍し、荊州を守る将となるが、魏の曹仁呂蒙らに攻められ、最終的には捕らえられて処刑された。
 
人物
長い髯をたくわえた堂々たる風貌で描かれる。勇猛果敢でありながら義理堅く、信義を重んじる人柄が伝えられる。
 
妻子や血縁
子に関平・関興がおり、いずれも劉備に仕えた。血統は後に蜀漢滅亡まで続いたとされる。
 
関連する人物
劉備:生涯の主君であり義兄。
張飛:義弟であり、ともに並び称される猛将。
曹操:一時的に仕えるも義を貫き去った相手。
呂蒙関羽を討った呉の将。
 
有名なエピソード
・「千里行」:曹操の厚遇を受けつつも劉備のもとへ帰還。
・「華容道」:赤壁戦後、敗走する曹操を逃がした場面(史実ではなく演義由来)。
・「五関六将」:道を阻む武将を次々と斬り突破した伝説。
 
有名なセリフ
「我、受恩には必ず報い、主君には一生を捧ぐ」など、義に生きた姿勢を示す言葉で伝えられる。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版では、関羽は「義の人」として格調高く描かれ、劉備の理想を支える柱の一人として物語に登場する。史実では実務にも優れた将軍であったが、吉川の筆では義と武勇を象徴する存在に強調されている。
「関羽雲長」の基本情報
総登場回数
1437回
活動期間
10巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
臣道の巻 (308回登場)
「関羽雲長」登場回数
合計: 1437回
0 77 154 231 308 193 桃園の巻 42 群星の巻 74 草莽の巻 308 臣道の巻 254 孔明の巻 48 赤壁の巻 100 望蜀の巻 163 図南の巻 247 出師の巻 8 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前