中部掾史 用語 冒頭 中部掾史(ちゅうぶえんし)とは、後漢の洛陽近辺を管轄する河南の官府に置かれた属吏で、掾史という長官補佐の実務官が、担当区域の一つである中部を受け持った職名です。 概要 掾史は、太守・尹などの長官の下で、文書処理、命令伝達、訴訟や警備を含む行政実務を担う官吏層を指します。中部掾史はその掾史に付された分掌名で、中部という区画の統治・取締りに従事する立場でした。 意味 中部は地理的な「中央」を意味するだけでなく、官府内部での担当区分名として用いられます。掾史は「掾」が属官、「史」が書記・吏員の系譜を引く語で、中央官の尚書などとは異なり、現場の実務遂行に比重がある呼称です。 関連人物 閔貢(びんこう)は作中で「河南の中部掾史」として示され、兵を率いて河を越えて通過する存在として登場します。 史実との違い 吉川三国志での中部掾史は、史実・演義に見える閔貢の官職名を示す用法と同様に扱われ、制度の細部説明は省かれています。 「中部掾史」登場回数 合計: 1回 0 0 0 0 1 1 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻 「中部掾史」が登場する場面 1件 蛍の彷徨い 帝と、帝の弟の陳留王とは、河原の草の裡へ抱き合って、しばし近づく兵馬に耳をすましておられた。二。 やがて河を越えて驟雨のように馳け去って行ったのは、河南の中部掾史、閔貢の兵馬であったが、なにも気づかず、またたくまに闇に消え去ってしまった。「…………」 。 しゅく、しゅく……と新帝は草むらの中で泣き声をもらした。 本文 桃園の巻 三国志 「中部掾史」を全て検索