呂虔

冒頭
呂虔(りょけん)とは、曹操の陣営に属する将で、戦場では弓矢の働きや部隊指揮、また軍議での進言を通じて登場する人物です。兗州方面の戦いで、敵将薛蘭を一箭で射落とし、曹操軍の攻勢を助けたことが語られます。
 
生涯
曹操小沛救援のために兵を差し向けた際、呂虔は夏侯惇李典とともに先鋒の一人に数えられます。 兗州奪回戦では許褚の突撃に呼応し、逃走する薛蘭を射て戦局を決する一助となります。
また呂布軍との攻防では、李典と並んで陣を構え、劣勢時には済北方面へ兵を退く場面があり、戦線の維持にも関与します。
 
人物像
軍議の場では、呂布の窮状と今後の動きを情勢判断として述べ、臧覇・孫観ら泰山勢力への依存、さらに淮南袁術との結びつきが危険である点を指摘します。 これにより、単なる武辺者ではなく、情報と見立てに基づいて意見する幕将的な側面も示されます。
 
関係人物
曹操の麾下として、許褚の初陣の局面に連動して戦功を立てます。 また小沛救援では夏侯惇李典と同列に扱われ、呂布戦では夏侯淵夏侯惇を救って李典・呂虔の陣に合流する場面もあります。
 
有名なエピソード
兗州の戦いで、逃げる薛蘭に対し「曹操の陣後から」放った矢が首すじを射ぬき、許褚が追い討つまでもなく落馬させたとされます。
後年の対呉戦の文脈では、魏の船団編成の一角として「黒旗の船列は、呂虔の陣」と示され、水軍作戦でも持ち場を与えられています。
 
史実との違い
吉川三国志では戦場での一箭や軍議での発言が目立つ一方、史実では魏の将として地方統治や官職面での事績も伝わり、小説はその人物像を戦場・幕営での役割に寄せて描く傾向があります。
「呂虔」の基本情報
総登場回数
8回
活動期間
4巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (5回登場)
「呂虔」登場回数
合計: 8回
0 1 2 3 5 0 桃園の巻 1 群星の巻 5 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 1 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前