白波帥
冒頭
白波帥(はくはすい)とは後漢末の動乱期に、白波賊と呼ばれた山賊・流賊集団の首領層、またはその勢力を指す呼称です。吉川英治『三国志』では、陝西北部の僻地へ逃れた献帝の周囲が、李傕・郭汜の追撃を退けるため白波帥の一党に詔書を下し、招集しようとする形で登場します 。
概要
白波帥は、官の正規軍ではなく、山林に拠って掠奪を業とする「緑林の徒」として位置づけられ、天子からの招き自体が彼らにとって異例の事態として扱われます 。このため、朝廷の軍事力が瓦解した局面で、賊徒の武力さえ政治的資源として動員される状況を示す用語でもあります 。
意味
「帥」は軍勢を率いる長を表し、白波帥は白波賊の「首領」ないし「指揮者」を意味します。作中では「一党」「頭目」といった語と結びつき、複数の首領が存在する集団として描かれます 。
関連人物
史実との違い