華費 地名 冒頭 華費(かひ)とは、徐州から兗州方面へ向かう途上にある山中の地名です。曹操の父曹嵩の一行が、悪天候のため山寺に入って宿泊した地点として現れます。 概要 華費は、陶謙が曹嵩一行を歓待して見送ったのち、護送役の張闓が兵を率いて通過する道中に位置づけられます。山気と天候の急変により、旅の隊列が足止めされ、夜を越すための宿所選択が事件の引き金となります。 歴史 小説中では、華費で雨を避けて入った山寺において、張闓が護衛兵を煽動し、曹嵩・曹徳を含む一族や従者らが殺害され、財物が奪われます。 この凶変は、兗州にいた曹操が「陶謙こそ仇敵」として徐州討伐を決断する直接原因となり、軍旗に報讐雪恨を掲げて進軍する動機づけとして語られます。 関連人物 曹嵩(曹操の父)、曹徳(曹操の実弟)、張闓(陶謙配下の護送役)、陶謙(徐州太守)、応劭(曹操側の使者)が、この地名に結びついて叙述されます。 史実との違い 吉川三国志では事件の現場を華費という山中の地名で示す一方、史実では曹嵩の被害地点の伝え方に揺れがあり、地名の確定的な一致は前提とされません。 「華費」登場回数 合計: 1回 0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻 「華費」が登場する場面 1件 秋雨の頃 恩を謝して、老父の一行は、三日目の朝、徐州を出発した。陶謙は特に、部下の張闓に五百の兵隊をつけて、「途中、間違いのないよう、お送り申しあげろ」と、いいつけた。 華費という山中まで来ると、変りやすい秋空がにわかにかき曇って、いちめんの暗雲になった。 青白い電光が閃いてきたかと思うと、ぽつ、ぽつと大粒の雨が落ちて来た。木の葉は、山風に捲かれ、峰も谷も霧にかくれて、なんとなく物凄い天候になった。 群星の巻 本文 三国志 「華費」を全て検索