中牟県
冒頭
概要
中牟県は、洛陽から東へ抜ける交通路に近い県域として位置づけられ、関門の守備と逮捕・護送などの治安実務が物語上の要所になります。曹操が洛陽を脱して逃走する途上、早くも中牟県付近に差しかかった段で、関所の兵に拘束され、県の吟味所へ引き立てられます。
歴史
県は郡県制にもとづく基層行政単位で、県吏による取り調べや、関門を預かる官の指揮が治安維持の中心でした。作中では中牟県の関門を守る者として陳宮が現れ、曹操を人相書に照らして捕縛しうる行政・軍事の現場が描かれます。
関連人物
曹操は中牟県の関所で拘束され、陳宮はその場で曹操を見抜き、捕縛・取り調べへ回す立場にあります。 また後段で陳宮の経歴に触れる箇所では、陳宮が中牟の県令として関門を守っていた折に曹操を救けたことが、その後の運命の起点として述べられます。