安喜県

冒頭
安喜県(あんきけん)とは、後漢末の地方行政区画である県の一つで、吉川英治三国志』では劉備玄徳県尉として赴任し、地方官としての最初期の経歴を形づくる任地として登場する地名です。任地は中山府河北省定県)の安喜県とされます。
 
概要
県尉は県の治安・警察実務を担う官で、作中では「片田舎の一警察署長」にたとえられる職として説明されます。劉備関羽張飛を伴って着任し、少人数の従者のみで県務に当たります。
 
歴史
劉備の着任後、県中の政治は改まり、盗賊が影をひそめ、民が安んじたと描かれます。
一方、中央から地方巡察に来た督郵が安喜県に下向し、安喜県を「ひどい田舎」と呼び、県城の有無を問う場面があり、地方末端の寒村性が示されます。
その後、督郵をめぐる事件ののち、劉備らは「官地安喜県」を夜陰に退去し、ここが流転の出発点となります。
 
関連人物
劉備玄徳県尉として在任し、関羽張飛が随行するほか、巡察官として督郵が来訪します。
 
史実との違い
吉川三国志では安喜県での督郵事件は張飛が前面に立つ形で描かれる系統を踏み、史実(正史)では劉備自身の行動として伝わる点が異なります。
「安喜県」登場回数
合計: 5回
0 1 2 3 5 5 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前