張嶷

冒頭
張嶷(ちょうぎ)とは、蜀漢の将で、諸葛亮の北伐や南方戦に従い、前線の実戦部隊を指揮した人物です。孔明の軍中では「撫戎将軍関内侯」として列せられます 。
 
生涯
吉川三国志では北伐期にたびたび前線将として登場し、王平らとともに軍令を受けて行動します。祁山方面では、孔明から奇策として、五百兵を妖装させた「鬼神軍」を編成し、敵が木牛流馬を曳いて退く機に急襲して鹵獲物を奪取する任を受けます 。戦後、木牛流馬や糧米の戦果を報告する側にも連なります 。また陳倉方面の戦いでは、王平とともに千騎を与えられ、陳倉道の険路に拠って魏軍の進路を支えるよう命じられます 。別戦では魏将王双に追われ、流星鎚を受けて重傷を負い、王平廖化に救出されます 。南方戦でも行動が描かれ、捕縛された張嶷・馬忠祝融夫人との交換材料となって解放されます 。
 
人物像
奇策や奇襲など、定められた作戦の一部を担う実働将として扱われます 。一方で、状況判断から独断突入を口にするなど、前線指揮官としての性急さも示され、王平に軍令遵守を諭されます 。
 
関係人物
諸葛亮の指揮下で王平と並び称されて招かれ、命令を受ける場面が多いです 。廖化とは陳倉の戦いで同陣となり、張嶷救出にも関わります 。南方では馬忠とともに捕えられ、孟獲との交渉の対象となります 。戦闘では張翼らと連携して蛮軍を包囲します 。
 
有名なエピソード
陳倉救援に向かう王双の軍勢と交戦した際、王双の武器である流星鎚を背に受けて倒れ、味方に救われる負傷が描かれます 。また渭水対岸での待機中、火計の合図が見えぬまま「突っ込もうか」と意見しつつ、王平により作戦変更を戒められて退く経緯があります 。
 
有名なセリフ
「対岸をうかがうに、魏陣はたしかに手薄らしく思われる。いっそのこと、突っ込もうか」
 
史実との違い
吉川三国志では北伐・南方戦の前線将としての動きに焦点が置かれ、史書や演義で語られる経歴の細部は簡略化されている場合があるといえます。
「張嶷」の基本情報
総登場回数
33回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
出師の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
五丈原の巻 (24回登場)
「張嶷」登場回数
合計: 33回
0 6 12 18 24 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 9 出師の巻 24 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前