冒頭 張闓(ちょうがい)とは、徐州の太守陶謙に属した武将で、曹操の父曹嵩の護送を命じられながら、途中で部下を煽動して一行を襲い、曹嵩らを殺害した人物です。 生涯 陶謙が曹嵩の一行を歓待したのち、張闓は五百の兵を付され...
冒頭 徐州城(じょしゅうじょう)とは、後漢末の徐州における政庁と軍事拠点を兼ねた城で、陶謙が守り、のちに劉備が入城して領民の支持を背景に徐州支配の中心となった城です。 概要 徐州は東方の要地として諸勢力の利害が交錯し...
冒頭 応劭(おうしょう)とは、後漢末に泰山の太守として名が見える官人で、曹操の父曹嵩を迎える使者として行動し、途中の凶変に遭遇した人物です。 生涯 曹操が「厳父を迎えて来い」と命じた際、応劭は泰山太守の立場で瑯琊へ赴...
冒頭 張子房(ちょうしぼう)とは、前漢の建国(劉邦の漢王朝樹立)を支えた謀臣である張良(ちょうりょう、字は子房)を指す呼称です。吉川英治『三国志』では、諸葛孔明の器量を測るための古人の比喩として「漢の創業四百年の基礎をたてた張...
冒頭 鎮東将軍(ちんとうしょうぐん)とは、漢末から魏晋期にかけて用いられた将軍号の一つで、主に東方の軍事・鎮撫を担う趣旨をもつ官職です。 概要 「将軍」は皇帝・朝廷の名で軍を統率し、方面の治安回復や外敵・反乱の討伐を...
冒頭 西涼軍(せいりょうぐん)とは、後漢末に西方の辺境である西涼を基盤として動いた軍勢、およびその系譜に連なる武装集団を指す呼称です。吉川英治『三国志』では、董卓が西涼刺史として二十万の兵を擁したことが、西涼軍の出発点として示され...
冒頭 帝都長安(ていとちょうあん)とは、中国後漢末から三国時代にかけて、関中に置かれた長安を皇帝の都として呼ぶ言い方です。董卓が洛陽を離れて遷都を断行した結果、長安は朝廷の所在となりました。 概要 長安は関中の要地で...
冒頭 李別(りべつ)とは、長安政権で権勢をふるった軍閥・李傕(りかく)の甥とされる武人です。叔父の陣営に属し、軍中での密告や戦場での前衛として名が挙がります。 生涯 李別は、李傕配下の将として登場し、樊稠(はんちゅう...
冒頭 糧草(りょうそう)とは、軍勢が行軍・籠城・会戦を継続するために必要な食糧や、その補給に付随する物資全般を指す言葉です。 概要 吉川英治『三国志』では、戦の勝敗を左右する基盤として糧草が扱われ、前線へ届く量だけで...
冒頭 朝廟(ちょうびょう)とは、君主が臣下と政務を議する朝廷の場を、廟堂の語感をまじえて指す言い方です。吉川英治『三国志』では、政治権力が集まる中枢としての朝廷・公卿百官の世界を意味する語として用いられます 。 概要 ...
冒頭 驃騎将軍(ひょうきしょうぐん)とは、漢代以来の将軍号の一つで、中央の高位武官として軍事指揮や名誉称号の性格をあわせ持つ官職です。 概要 将軍号には位階の序列があり、驃騎将軍は車騎将軍などと並んで高位の軍職として...
冒頭 勲爵(くんしゃく)とは、戦功や政務上の功績などの勲功に報いるため、朝廷や権力者が与える爵位やそれに準ずる栄典の総称です。 概要 後漢末から魏の時代にかけては、恩賞の体系として「封侯」などの爵位授与が重視され、勲...
冒頭 宣平門(せんへいもん)とは、漢帝の宮城に属する禁門の一つで、楼台を備えた城門です。 概要 吉川英治『三国志』では、長安の宮中が西涼軍に圧迫され、朝廷が対応に窮する局面で言及されます。侍従の一人が、帝が自ら宣平門...
冒頭 宮中(きゅうちゅう)とは、天子の居所である宮城の内部、とくに政務と近臣奉仕が交わる中枢空間を指す語です。 概要 宮中は、外朝の官僚機構とは別に、君側に近い者が出入りしうる領域であり、詔命の発出、後宮の運営、近衛...
冒頭 胡赤児(こせきじ)とは、董卓配下の将である牛輔の腹心として登場し、敗走の途上で主君を殺して投降を図った人物です。 生涯 呂布軍との戦いで牛輔が劣勢に陥ると、牛輔は金銀を携えて脱走することを胡赤児に打ち明け、胡赤...
冒頭 偽勅使(にせちょくし)とは、皇帝の詔を奉じて派遣される勅使を装い、偽の詔書や口宣をもって相手を誘導するために立てられる使者です。 概要 勅使は本来、天子の権威を体現する存在であり、その来訪は命令・恩賞・任命など...
冒頭 董卓誅殺(とうたくちゅうさつ)とは、後漢末に専横した董卓が、王允らの計画と呂布らの実行によって宮廷近くで殺害された事件です。呂布は「勅命によって逆賊董卓を討つ」と称して董卓を斬り、董卓の首は李粛が打ち落して掲げられたとさ...
冒頭 牛輔(ぎゅうほ)とは、後漢末に董卓(とうたく)の女婿として軍権の一部を担った武人で、作中では中郎将として西涼軍の残兵を率いた人物です。 生涯 王允らによる董卓誅殺後、李傕・郭汜ら西涼の諸将が長安へ向けて兵を糾合...
冒頭 鳳儀亭(ほうぎてい)とは、董卓の丞相府の後園奥にある楼閣の一つで、曲欄をめぐらし池に臨む亭です。 概要 作中では、鳳儀亭は人目を避けやすい後園の秘所として描かれ、亭へ渡る朱の橋、曲欄の下にある蓮池といった景が示...
冒頭 儀仗(ぎじょう)とは、君主や高官の外出・入城・儀式の際に、その威儀を整え身辺を護衛するための随行兵や行列のしつらえ一式です。 概要 儀仗は、実戦部隊とは別に編成されることが多く、旗幟、楽人、鼓吹、持ち物係、近衛...
冒頭 参内(さんだい)とは、天子のいる宮中へ出向き、朝廷の儀礼や拝謁、奏上などに参与することです。吉川英治『三国志』では、勅命によって宮中へ急行する場合や、権力者が人を宮中に伴って栄誉を与える場合に用いられます。 概要 ...
冒頭 受禅台(じゅぜんだい)とは、天子が皇位を「禅る」儀式を行うために築かせた高台です。吉川英治『三国志』では、漢から魏への帝位移行を形式化する装置として位置づけられます。 概要 作中で賈詡は、曹氏が帝位を奪ったとの...
冒頭 御内詔(ぎょないしょう)とは、天子がごく内々に下す詔書、またはその趣旨を指し、公式の手続きを経て公布される「詔」と区別される秘密命令です。 概要 「内詔」は本来、朝廷内の限られた者にのみ伝達される性格をもち、受...
冒頭 偽勅(ぎちょく)とは、天子の勅命や詔と称しながら、実際には当人の意思によらずに作られた偽りの命令文書、またはその権威を装った命令のことです。 概要 吉川英治『三国志』では、宮廷権力を動かすための策謀として偽勅が...
冒頭 執金吾(しっきんご)とは、後漢を中心とする漢代の官職で、都城の警衛と治安維持をつかさどった高級官です。吉川英治『三国志』では、董卓が腹心の李粛に「帝位についたら」与える官として語られ、また曹操が功ある賈詡をこの職に任じた...