中山靖王

冒頭
中山靖王(ちゅうざんせいおう)とは、前漢景帝の子である劉勝(りゅうしょう)に贈られた王号で、吉川英治三国志』では劉備玄徳が「漢室の宗親」であることを示す祖先として繰り返し言及される存在です。
 
生涯
作中では、景帝十四子のうち中山靖王が劉勝であることが系譜として読まれ、劉勝の後に陸城亭侯の劉貞、沛侯の劉昂らが続く家系が示されます。
 
人物像
作中での中山靖王は、直接の行動や事績よりも、皇統の血脈を代表する名称として現れます。劉備が自らの出自を語る際に「中山靖王劉勝後胤」「景帝の玄孫」として位置づけられます。
 
血縁
劉備の祖先として扱われ、景帝の子である中山靖王劉勝から数代を経た末裔が流落し、劉備の両親の代には沓売り・蓆織りで生計を立てるまでに家が衰えた、と説明されます。
 
関係人物
献帝は系譜により劉備皇叔に当たるとし、宗正卿に系譜を読ませて確認する場面があります。
孔明は外交論の中で、劉備中山靖王の後裔であることを、正統性の根拠として用います。
一方で督郵は、劉備の「中山靖王の後胤」という申告を大法螺として叱責し、不敬として扱います。
 
史実との違い
吉川三国志では劉備漢室宗親としての根拠が系譜朗読などで強く前景化されるのに対し、史実でも劉備中山靖王劉勝の後裔を称した記録はある一方、系譜の確実性には議論が残ります。
「中山靖王」登場回数
合計: 14回
0 1 3 5 7 7 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 3 臣道の巻 0 孔明の巻 2 赤壁の巻 1 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前