冒頭 翼徳(よくとく)とは、張飛(ちょうひ)の字(あざな)で、吉川英治『三国志』では「翼徳張飛」と併称されることがある名です。張飛自身が「名は張飛、字は翼徳」と名乗り、黄巾賊の乱に際しての経歴と結びつけて語られます。 生涯 ...
冒頭 馬謖(ばしょく)とは蜀の諸葛亮に近侍した参軍で、才知を買われて北伐の要地街亭の守将に抜擢されながら、布陣の誤りによって大敗を招き、軍法により処刑された人物です。 生涯 馬良の弟で、兄馬良が戦死したのち、その遺族...
冒頭 黄巾賊の乱(こうきんぞくのらん)とは、後漢末に張角を首魁とする黄巾党が各地で蜂起し、朝廷軍と大規模に衝突した内乱です。党兵が結髪のうしろに黄色の布を用いたことから黄巾賊と呼ばれます。 概要 黄巾党は張角を大賢良...
冒頭 簡雍(かんよう)とは、劉備玄徳に近侍して外交・説得の役を担う人物です。各勢力の間で使者として立ち回り、相手の心理を読みつつ主君の意図を通す働きが描かれます。 生涯 冀州で袁紹配下にいる玄徳が動きを封じられた際、...
冒頭 丁峰(ていほう)とは、吉川英治『三国志』の序盤で、李朱氾の手下として登場する人物です。黄河で茶を交易した若者の顔を知る者として呼び出され、劉備をその人物だと即答します。 生涯 作中では、李朱氾が池畔に屯させてい...
冒頭 太平道(たいへいどう)とは、後漢末に張角が太平要術にもとづく術と教えを掲げて人々を集めた宗教的結社で、黄巾党の母体となった教団です。張角が山中で南華老仙から三巻の書太平要術を授けられ、天下の塗炭を救い道を興すよう諭された...
冒頭 諸葛亮(しょかつりょう)とは、蜀漢の丞相として劉備・劉禅を補佐し、内政と軍事の両面で国政を担った軍師です。字は孔明(こうめい)で、臥龍先生とも称され、天文・地理民情に通じ、六韜三略を修めた「神算鬼謀」の人物として語られま...
冒頭 符水(ふすい)とは、道士が符を用いて作るとされる霊験のある水で、祈禱や呪法と結びつけて病を癒すなどの目的に用いられるものです。吉川英治『三国志』では、道士が「符水を施して万病を救う」と語られています 。 概要 ...
冒頭 山東省(さんとうしょう)とは、中国華北の沿海部に位置する地域名で、吉川英治『三国志』では主に「山東」「山東の地」として、黄河以東の要地をまとめて指す呼び方として現れるものです。作中では、曹操が兵を進める局面で「山東の境」...
冒頭 太平要術(たいへいようじゅつ)とは、張角が仙人から授かったとされる三巻の書物で、乱世の「塗炭」を救い、道を興して善を施すための要諦を記す秘伝書です。授与者は南華老仙と名乗り、書を私欲や悪心のために用いれば天罰で身を亡ぼす...
冒頭 洛陽船(らくようぶね)とは、後漢の都洛陽から黄河を下り、沿岸の村落や小都市に寄港して交易を行う商船です。 概要 洛陽には霊帝の居城が置かれ、珍しい物産や文化的な産物が集積し各地へ流通するとされ、洛陽船はその流通を担う存...
冒頭 黄巾軍(こうきんぐん)とは、後漢末に張角三兄弟を中心として各地の民衆を糾合し、黄色い頭巾や黄旗を標識として蜂起した反乱勢力です。張角が結髪を黄色い巾で包んだ風が党内に広まり、いつしか徽章となった由来が語られます 概要 ...
冒頭 黄巾党(こうきんとう)とは、後漢末に張角を中心に組織され、黄色い頭巾や黄旗を標章として各地で蜂起した武装集団です。張角が結髪を黄色い巾で包んだ風が全軍に広まり、党員の徽章となったことが起源として語られます 。 概要 作...
冒頭 向寵(しょうちょう)とは、蜀漢に仕え、宮中の禁軍にあたる御林軍を統率した武将です。諸葛亮が北伐で成都を留守にするに際し、御林軍の司として「近衛大将」に任じられ、後主劉禅の身辺警護と宮城の守備を託された人物として描かれます...
冒頭 温徳殿(うんとくでん)とは、後漢の都・洛陽の宮城内にあった殿舎の一つで、皇帝が出御して政務や儀礼を行う場として語られる建物です。 概要 作中では、幼帝が温徳殿に出御した際、殿内で青蛇が梁から落ち、さらに暴風雨へ...
冒頭 張嶷(ちょうぎ)とは、蜀漢の将で、諸葛亮の北伐や南方戦に従い、前線の実戦部隊を指揮した人物です。孔明の軍中では「撫戎将軍関内侯」として列せられます 。 生涯 吉川三国志では北伐期にたびたび前線将として登場し、王...
冒頭 鉅鹿郡(きょろくぐん)とは、後漢代の中国に置かれた行政区画の一つで、作中では河北省に比定される地名として示されます 。 概要 「郡」は県をいくつも束ねる広域の地方単位で、中央から派遣される官によって統治されまし...
冒頭 光武帝(こうぶてい)とは、後漢を創始し、乱世を収拾して天下統一を成し遂げた皇帝です。吉川英治『三国志』では、後漢王朝が成立してから約二百年を経て宮中の腐敗と崩壊の兆しが見える、という時代背景を示すためにその名が引かれます...
冒頭 王平(おうへい)とは、蜀漢に仕えた武将で、もとは魏に属しつつ漢水方面で蜀へ帰順し、北伐や南征で実務的な指揮と地理の知識を買われた人物です。巴西の宕渠の出身で、字を子均といいます 。 生涯 巴西宕渠の人として地理...
冒頭 南華老仙(なんかろうせん)とは、張角に道術の書を授けて黄巾党勃興の契機を作る、仙人として語られる人物です。張角が山中で出会った異相の道士が洞窟で三巻の書を授け、自らを南華老仙と名乗ったとされます 生涯 作中での...
冒頭 地公将軍(ちこうしょうぐん)とは、黄巾党において張角の弟である張宝に与えられた尊称で、天・地の公を掲げる教団的軍制の中枢を示す称号です。 概要 黄巾党は張角を大賢良師と称し、その二人の弟である張梁・張宝をそれぞれ天公将...
冒頭 天公将軍(てんこうしょうぐん)とは、黄巾党において張角の弟である張梁に与えられた尊称で、宗教的権威と軍事的指揮権を結びつけるための称号です。 概要 黄巾党は張角が「大賢良師」を称して教団的組織を広げ、配下を方(...
冒頭 大賢良師(だいけんりょうし)とは、黄巾党の首領である張角に与えられた最高位の尊称で、宗教的指導者と政治的首魁の両面を示す称号です。張角は自らこの称号を掲げ、組織の頂点に君臨しました。 概要 吉川英治『三国志』で...
冒頭 譙周(しょうしゅう)とは、蜀の朝廷に仕えた文官で、典礼や故実に通じ、必要に応じて上奏文の起草や史官的立場からの諫言にあたった人物です。劉備が漢中王に即く際、その旨を天子に奏するための表を作成した者として登場します。 生...
冒頭 方師(ほうし)とは、術者・祈祷師を指す呼称で、吉川英治『三国志』では黄巾党の宗教的指導者層や部将層に与えられる称号として用いられる語です。 概要 作中では、張角が病を癒やす秘薬の配布や呪法を行い、人々から「救世...