黄巾軍
冒頭
黄巾軍(こうきんぐん)とは、後漢末に張角三兄弟を中心として各地の民衆を糾合し、黄色い頭巾や黄旗を標識として蜂起した反乱勢力です。張角が結髪を黄色い巾で包んだ風が党内に広まり、いつしか徽章となった由来が語られます
概要
黄巾軍は「黄巾党」「黄賊」「黄匪」などとも呼ばれ、州郡県の支配を動揺させる規模へ拡大したとされます。作中では青州・幽州・徐州・冀州・荊州・揚州・兗州・予州などへ勢力が及び、官吏の逃散や住民の服従、黄符の貼付など混乱の広がりが描写されます
組織
教団的結合を基礎に、弟子を三十六の方に分け、階級を設けて軍帥・方帥などの称を与えたとされます 。配下の部将は大方・中方・小方などと呼ばれ、これは方師(術者・祈祷師)の位階をも兼ねる呼称として説明されます
標識とスローガン
全軍の旗に黄色を用い、大旆に「蒼天已死 黄夫当立 歳在甲子 天下大吉」の宣文を掲げ、これを楽謡として流行させたことが示されます 。また、戸ごとに貼らせた黄色い呪符(黄符)が、支配と服従の象徴として扱われます
指導者と称号
首魁は「大賢良師」張角で、弟の張梁・張宝はそれぞれ天公将軍・地公将軍と尊称され、宗教的権威と軍事指導を結びつけている点が強調されます 。討伐戦では張角が陣中で病没し、官軍がその首級を洛陽へ送ったと伝えられます
関連人物
史実との違い