冒頭 公卿(くぎょう)とは、皇帝の朝廷に列する高位の官人、またはその総称です。 概要 「卿」は本来、君主に近侍して政務を担う重臣層を指し、「公卿」はその中でも国政に参与する上級官僚・貴顕をまとめていう語として用いられ...
冒頭 王室(おうしつ)とは、王(天子・皇帝)を中心とする支配家門と、その家門が体現する国家の正統性を指す語です。吉川英治『三国志』では、後漢王朝の天子と皇族(漢室)を軸に、政権の正当・不当を論じる場面で用いられます。 概要 ...
冒頭 千金(せんきん)とは、金(かね)を千ほどに積んだ額をいう漢語で、転じて非常に大きな財貨や高額の報酬を指す言葉です。 意味 後漢末から三国時代の文脈では、実際に金属としての「金」を数量で数える表現であると同時に、...
冒頭 掾史(えんし)とは、後漢を中心とする中国の郡・県や将軍府などの官署で、長官を補佐して実務を担当した属官の総称です。職名というより、官衙に属して政務・軍務・司法・文書などを分掌する「役人層」を指す語として用いられました。 ...
冒頭 御林軍(ぎょりんぐん)とは、皇帝の居所である禁中や宮城の門を警備し、非常時には宮廷内の実力部隊として動員される近衛兵のことです。作中では「御林軍(近衛兵)」として明記され、袁紹が五千を率いて禁門を固めた例が示されます ...
冒頭 都門(ともん)とは、都城の門、または都の出入口を指す語です。吉川英治『三国志』では「洛陽の都門」など、王朝の都に設けられた城門を具体的に示す用法と、都を出入りすること自体を表す比喩的な用法の双方で現れます。 概要 ...
冒頭 位階(いかい)とは、朝廷や組織の中での地位の段階や序列を示すことばです。 概要 後漢末から三国時代にかけては、官職や爵位が細かく体系化され、個人の政治的立場、待遇、儀礼上の権限、社会的名誉を規定しました。位階は...
冒頭 郡守(ぐんしゅ)とは、郡を統治する長官の官職で、太守(たいしゅ)と同義に用いられる呼称です。吉川英治『三国志』でも「郡守(郡の長官、即ち太守)」として説明されます 。 概要 後漢末の地方行政は、州の下に郡、さら...
冒頭 諸侯(しょこう)とは、天子の下に爵位や封土を与えられた諸国の君主・領主の総称で、後漢末の文脈では州牧・刺史・太守などの地方官が軍事力を背景に自立し、各地で割拠する有力者を広く指す呼び名です。黄巾の乱以後、地方の長が逃散・...
冒頭 十八ヵ国(じゅうはっかこく)とは、後漢末に董卓討伐を名目として、諸州の有力諸侯が連合して編成した大規模な軍事同盟を指す呼称です。 概要 吉川英治『三国志』では、曹操の計画により「会合の諸侯十八ヵ国」とされ、兵力...
冒頭 上党(じょうとう)とは、後漢末から三国時代にかけて并州に属した郡名で、太行山脈の西麓にひらける要地です。 概要 上党郡は、黄河中流域と華北平原(冀州方面)を結ぶ山地の交通を押さえる位置にあり、山間の険阻と峠道の...
冒頭 河内太守(かだいたいしゅ)とは、後漢の地方行政区画である河内郡を統治する長官で、郡政と軍事動員を担う官職です。吉川英治『三国志』では、反董卓連合に加わる諸侯の一人として「河内郡の太守 王匡」が挙げられます 。 概要 ...
冒頭 平原県令(へいげんけんれい)とは、後漢の地方行政区画である平原県に派遣された長官で、県政と治安・徴税などを統括する官職です。 概要 「県令」は県のトップに当たる地方官で、中央の命令を地方で執行し、戸籍・租税・訴...
冒頭 呉郡(ごぐん)とは、後漢末から三国期にかけて揚子江下流の江東地方に置かれた郡で、孫氏勢力が南方を押さえるうえで中核となった行政区画です。 概要 吉川英治『三国志』では、呉郡は孫策が江東平定を進める過程で重要地点...
冒頭 奮武将軍(ふんぶしょうぐん)とは、後漢末の官職体系で用いられた将軍号の一つで、武功を励まし軍事を統率する権限と威信を与えるための称号です。討伐・鎮圧や方面軍の指揮など、軍事的任務を帯びる人物に付されました。 概要 ...
冒頭 允誠(いんせい)とは、後漢末の武人鮑信(ほうしん)が用いた字(あざな)です。吉川英治『三国志』では「済北の相、鮑信、字は允誠」として、反董卓の諸侯が集まる場の名簿的な列挙の中で示されます。 概要 字は、成人後に...
冒頭 河内郡(かだいぐん)とは、後漢の行政区分である郡の一つで、洛陽周辺と河北方面をつなぐ要地として作中に現れる地域です。袁紹が兵をまとめて一時ここへ移り、曹操も敗戦後の退路として河内郡を選ぶ場面があるため、諸勢力の集結地・退...
冒頭 後将軍(こうしょうぐん)とは、後漢末から三国時代にかけて用いられた将軍号の一つで、前将軍・左将軍・右将軍などと並ぶ高位の武官称号です。 概要 将軍号は、朝廷が武人に与える官位であると同時に、軍権や政治的地位を保証する標...
冒頭 北海(ほっかい)とは、後漢末の中国で青州に属した郡名で、吉川英治『三国志』では山東省・寿光県に比定される地域として示され、孔融が太守として治める地として登場する土地です。 概要 作中の北海は、孔融の根拠地として...
冒頭 開封(かいほう)とは、中国河南(かなん)地方にある都市で、後漢末の中原における交通・軍事の要衝の一つです。 概要 吉川英治『三国志』では、曹操の父・曹嵩が住む地として描かれる陳留(ちんりゅう)の位置を示す目安と...
冒頭 中牟県(ちゅうぼうけん)とは、後漢末の河南(現在の河南省)に置かれた県で、洛陽の東方、開封と鄭州の中間にあたる地域として示されます。 概要 中牟県は、洛陽から東へ抜ける交通路に近い県域として位置づけられ、関門の...
冒頭 東門(とうもん)とは、城郭都市や官衙の囲いに設けられた門のうち、東側に開く出入口です。 概要 後漢末の都市は城壁と複数の城門を備え、門は交通の結節点であると同時に、防衛線としても機能しました。東門は方位で識別さ...
冒頭 董相国(とうしょうこく)とは、後漢末に朝廷の実権を握った董卓(とうたく)が自ら称した相国の官位にもとづく呼称です。董卓は天子を擁して後見を任じ、諸大臣の上位に立つものとして太政相国を名のり、宮門の出入りにも大きな威容を伴...
冒頭 驍騎校尉(ぎょうきこうい)とは、後漢王朝の軍制における武官の官職名で、騎兵を管掌する校尉職の一つです。 概要 校尉は将軍や都尉などの上位武官の下で、一定の兵を率いて軍務・警衛・征討にあたる中堅級の指揮官層を指す...
冒頭 征討軍(せいとうぐん)とは、朝廷や政権が反乱・叛乱勢力、あるいは服属しない外地勢力を武力で討伐するために編成する出征軍の総称です。 概要 「征」は外地へ出て攻めること、「討」は罪あるものを討つことを指し、合法的...