黄巾の残党
冒頭
黄巾の残党(こうきんのざんとう)とは、後漢末の黄巾賊が各地で討伐・瓦解したのちも、なお地方に散在して徒党を組み、蜂起や掠奪を続けた「余党」を指す呼称です。朝廷の統制が崩れ、地方で再び「黄巾賊の残党」が起つことが天下の危機として語られます。
概要
黄巾勢力は広範囲に及び、首魁の張角が倒れた後も、敗残兵が流民化して賊徒となり、郡県や街道・山岳地帯で自立的に活動します。作中では、宛城に立て籠もる孫仲・韓忠・趙弘らが「黄巾の残党」として挙げられ、官軍の包囲を受けます。 また汝南方面では、羊山を拠点に何儀・黄邵が多年にわたり民を苦しめた残党として描かれます。
意味
使われ方と背景
黄巾側の内部呼称としては、部将級が大方・中方・小方と呼ばれ、これは方師(祈祷師・術者)の位階名に由来すると説明されます。 そのため「黄巾の残党、大方裴元紹」のように、旧黄巾の位階を掲げて山賊化した例も出ます。
史実との違い