御林軍
冒頭
御林軍(ぎょりんぐん)とは、皇帝の居所である禁中や宮城の門を警備し、非常時には宮廷内の実力部隊として動員される近衛兵のことです。作中では「御林軍(近衛兵)」として明記され、袁紹が五千を率いて禁門を固めた例が示されます
概要
御林軍は、王城の門や市中の衛門を閉じて戒厳を布くなど、首都の治安と宮廷の安全確保を担う兵力として描かれます 。一方で、権力者が兵権を握ることで政治的威圧の手段ともなり、董卓が弟の董旻に御林軍の兵権を統べさせて宮中を掌握する構図も語られます
役割と使われ方
宮廷内の政変では、御林軍は実行部隊となり、袁紹が「陰謀の首魁」を討つとして宮中を捜索・追撃する場面があるほか 、董卓誅殺の局面では、王允らの合図のもと御林軍の兵が馳け集まり、董卓を車から引きずり出して襲撃します 。また戦乱で都が荒廃した後、帝の行幸を「御林軍の残兵」が護衛して長安を離れる描写もあり、皇帝警護の中核であることが示されます
関連人物
作中では、洛陽で袁紹が御林軍を指揮するほか 、許都では曹操の命で王必が「御林軍の長」となって禁門・市街の警備に当たり、営を東華門の外に置きます 。王必の死後は曹休が「御林軍総督」に任ぜられ 、蜀では尚寵が「御林軍の司」として挙げられます
史実との違い