冒頭 仲翔(ちゅうしょう)とは、江東に出た学識ある士人で、会稽の太守・王朗に仕えたのち追放され、のちに孫策の政権に招かれて用いられる人物です。 生涯 会稽で王朗に属したが、厳白虎との連携に固執する王朗に対し、厳白虎を...
冒頭 厳与(げんよ)とは、江東の呉郡一帯で勢力を張った厳白虎の弟で、孫策の江東平定戦において兄の意を伝える講和使者として動き、交渉決裂の末に孫策に斬られた人物です。 生涯 厳白虎が自ら「東呉の徳王」と称して呉郡に威を...
冒頭 厳白虎(げんぱくこ)とは、江東の呉郡一帯で勢力を張り、自ら「東呉の徳王」と称した地方雄です。孫策の江東平定戦における主要な抵抗勢力として位置づけられます。 生涯 孫策の南進を聞くと動揺し、弟の厳与を楓橋へ出して...
冒頭 晷影台(きえいだい)とは、日時計を発展させ、太陽の影の移り方から時刻を測るための台座・観測設備の一種です。吉川英治『三国志』では、日時計の沿革を説明する中で、明代に「晷影台」というものがあったと述べられています。 概要...
冒頭 表候日影(ひょうこうにちえい)とは、日影の移り方を測って時刻や季節を知るための観測実務、またはそれを司る職掌を指す語です。宋代の史書には、何承天が「表候日影」をつかさどったという記述が見えます 。 概要 中国の...
冒頭 何承天(かしょうてん)とは、中国の史書に名が見える天文・暦法に関わる人物で、日時計などの観測と関連づけて言及されることがある人です。 生涯 小説中では「宋史」によって、何承天が「表候日影」をつかさどる、すなわち...
冒頭 始皇帝(しこうてい)とは、戦国時代の秦王政(のちの皇帝)が中国を統一して称した初代皇帝で、吉川英治『三国志』では主に伝国の玉璽の由来や、日時計の起源を説明する際の基点として現れます。 生涯 秦の王として諸国を滅...
冒頭 黄県(こうけん)とは、太史慈が「故郷の黄県東莱」へ身をひそめて再起の時機を待とうと考える際に挙げられる、東莱に属する県名です。 概要 作中では、戦場からの離脱を図る太史慈が、追撃を受けつつも退路の果てに想起する...
冒頭 子義(しぎ)とは、後漢末の武将・太史慈(たいしじ)の字(あざな)です。吉川英治『三国志』では「太史慈、字は子義」と明示され、江東平定を進める孫策の前に立ちはだかる一勢力の主将として登場します。 生涯 劉繇(りゅ...
冒頭 紫金山(しきんざん)とは、揚子江下流域の要地・建業(秣陵、現在の南京)近郊に連なる山で、江東の都城圏を囲む地勢をなす山稜の一つです。孫策の進軍と戦後の情景の中で、鳳凰山と並び、朝陽を受ける「嶺々」として示されます。 概...
冒頭 鳳凰山(ほうおうざん)とは、長江下流域の要地である秣陵周辺に連なる山で、江東の風土と軍事・政治の舞台背景を示す地名です。吉川英治『三国志』では、長江の夜明けに鳳凰山と紫金山の稜線へ朝日が映える情景が示され、孫策が秣陵を押...
冒頭 陳横(ちんおう)とは、吉川英治『三国志』で、孫策(そんさく)の勢力と戦う側に属する武将として描かれる人物です。張英(ちょうえい)と並び、情報収集や奇襲を主導する立場に置かれています。 生涯 作中では、孫策が矢傷...
冒頭 樊能(はんのう)とは、江東で孫策が勢力を伸ばす過程で、劉繇配下の武将として登場する人物です。劉繇軍の「豪傑」として描かれ、敗走戦のさなか孫策に追撃を試みて討たれます。 生涯 劉繇の旗下の将として戦線にあり、孫策...
冒頭 干糜(かんび)とは、吉川英治『三国志』に登場する、揚州方面で孫策と戦った劉繇配下の武将です。 生涯 劉繇軍の将として牛渚方面の戦いに現れ、孫策の側面攻撃を受けた局面で前に出て交戦します。敗れて生捕られとなり、孫...
冒頭 薛礼城(せつれいじょう)とは、吉川英治『三国志』で、孫策軍の急追を受けて敗走した劉繇方の残兵の一部が逃げこんだ城塞として現れる地名です。敗走兵が「薛礼《せつれい》城へ逃げこんだ」と記されます 。 概要 作中では...
冒頭 子烈(しれつ)とは、呉の武将・陳武(ちんぶ)の字(あざな)です。陳武は盧江・松滋(現在の安徽省安慶付近)の出身とされ、同郷の周瑜と縁があって孫策の軍に合流した人物として語られます。 生涯 孫策が江東へ勢力を伸ば...
冒頭 陳武(ちんぶ)とは、江東の孫策・孫権に仕えた呉の将で、字(あざな)を子烈(しれつ)という人物です。盧江・松滋(安徽省安慶付近)の出身で、同郷の周瑜と通じ、孫軍に合流して劉繇の留守城攻略に加わったとされます。 生涯 ...
冒頭 松滋(しょうじ)とは、吉川英治『三国志』において「盧江松滋(安徽省・安慶)」と注記される土地名です。 概要 作中では盧江の地域に属する地として示され、江東勢力が伸長していく局面で、人材の出自を示す地名として用い...
冒頭 東莱(とうらい)とは、後漢末から三国時代にかけて青州の東端に置かれた郡(地方行政区画)で、山東半島の沿海部一帯を指す地名です。作中では人物の出身地を示す呼称として現れ、「東莱の太史慈」のように用いられます。 概要 ...
冒頭 鄱陽湖(はようこ)とは、中国南部の大湖で、吉川英治『三国志』では呉が水軍を整備・集結させる拠点として描かれる湖です。周瑜がここにあって軍船と舟手を訓練し、孫権政権の対曹操戦略を支える地勢として位置づけられます。 概要 ...
冒頭 御霊廟(みたまや)とは、尊崇される人物、とくに皇帝などの「御霊」を祀るための廟(霊廟)です。吉川英治『三国志』では、後漢の光武帝の御霊廟を指す語として用いられます。 概要 「廟」は祖先や功臣・神格化された存在を...
冒頭 神亭(しんてい)とは、江東で孫策と劉繇が対陣した際に要地となる山域一帯の地名で、作中では「神亭山」「神亭の嶺」とも記され、後漢の光武帝の御霊廟がある場所として扱われます。 概要 劉繇は神亭山の南に司令部を進め、...
冒頭 霊陵城(れいりょうじょう)とは、吉川英治『三国志』で、揚州刺史の劉繇が拠点とする本城として描かれる城郭です。孫策の江東攻略戦の局面で、劉繇方の防衛線が崩れたのちに敗兵が逃げ込む退却先ともなります。 概要 作中の...
冒頭 幼平(ようへい)とは、呉の武将・周泰(しゅうたい)の字(あざな)で、孫策・孫権兄弟に仕えた将です。作中では、九江の潯陽湖に拠る湖賊の一人として蒋欽(字・公奕)と連れ立って孫策の前に現れ、「弟分の幼平」と名乗ります。 生...
冒頭 公奕(こうえき)とは、呉に仕えた武将・蒋欽(しょうきん)の字で、吉川英治『三国志』では九江の潯陽湖に拠る湖賊の頭として登場します。 生涯 潯陽湖周辺で水上勢力を率い、揚子江を往来する船を襲って生計を立てていたが...